ベビーライフの現状

注意:著者 Sari が個人として調べた結果を記録しているものであり、ベビーライフ団体の公式発表ではありません。調べた内容が変わっていたり、新しい事実が出たら随時更新していきます。個人での調べる限界とその正確性については、ご理解いただきますようお願いいたします。

私の調べた情報や周りからの声などを集めてわかる限りを記録します。あくまでも個人が調べた結果であり、その点をご了承ください。


■ ベビーライフとは

ベビーライフとは特別養子縁組あっせん団体で一般社団法人ベビーライフです。

2020年6月時点では団体は存在して表向きの稼働はしていた様子ですが、実際は連絡は取れない状態でした。2020年10月時点では一般社団法人ベビーライフは団体として稼働はしていないような状態にあります。実際はそれが「廃業」「閉業」「休業」「倒産」その他、どれに該当するのか正直わからない状態です。

稼働していないというのは電話やメールがつながらない状態であり、また特別養子縁組のあっせんに必要になる許認可ががベビーライフは所持していないため、あっせんもできない状態にあるため、稼働できない状態であることを意味します。

不確かなことが多い中ですが、ベビーライフが必要な許認可を取得していないため団体としてあっせんができない状態にあることは確実であり、東京都のホームページから確認が可能です(詳細は、下記 ■ ベビーライフの許認可 にて確認してください)。


■ ベビーライフの事務所 / 電話

今時点であるのかどうかはわかりませんが、なくなっている可能性が高い(未確認)。

ある時期は事務所の電話番号に連絡するも、対応しているのはベビーライフから委託された受け付け業務専門の方。詳細を聞いてもベビーライフの団体側から折り返し電話させる、という返事だったようで、団体側とは連絡が取れない。
2020年10月時点では「この番号は現在使われておりません」とアナウンスが流れる。


■ ベビーライフ乳児保育ルーム

事務所近くのマンションの一室が登録されていたが、2019年末ごろから新しい拠点へ移動。

新しい赤ちゃんや保育が必要な赤ちゃんは、新しい拠点である千葉のある医療機関に委託のしケアされていた様子。
しばらくはベビーライフの保育士さんがケアし、夜はその医療機関のスタッフさんに委託という形をとっていたとの事だが、最終的には昼間も全て委託していた様子。正直たくさんの養親さんとたくさんのフレンドリーなスタッフさんに囲まれて育児をしていたあの頃が恋しい。


■ 代表の篠塚氏

連絡が取れない状態。多くの養親の方はおそらく一度はメールや電話をしていると思われる。私自身もメールをしたが、返事がなく、友人養親も電話をしたが不在。


■ スタッフ

もともといたスタッフさんは全員退職している様子。一番最後に長年勤務していたスタッフさんが2020年3月頃に退社した様子。一番最後に確認されたスタッフの方は男性とのことでしたが、連絡先もわからず消息不明のまま、事務所の連絡もつかず状態。

元スタッフの方々に対しては、Sari 自身としては感謝しかない。この場は「ベビーライフの現状」を記録する場ですが、ベビーライフという団体自体の是非はあるにしても、それぞれの私が担当したスタッフさんには今思い起こせばとても良くしてもらったように感じます。実名を挙げてお礼を言えないところがもどかしいのですが、その頃のスタッフさんにはとても感謝しています。


ベビーライフの許認可

あっせん法に基づき許認可申請を行っていたベビーライフだが、ベビーライフ側から申請の取り下げが行われた。それによりベビーライフは許認可がない団体となったため、あっせん業に関わる全ての事ができない状態となった(申請の取り下げ2020年7月2日) - 詳細リンク


ベビーライフのホームページ

2020年6月までは問題なくホームページは見ることができる状態だった。現在はアーカイブではまだ文字などが残り見える部分もあるが、実際に中を開くと「準備中」の文字。廃業や閉鎖ということではなく「準備中」という状態が何を意味しているかは分からない。「準備中」に変わった時期は定かではないが7月頃であったように思う。- 詳細リンク
ホームページとは関係ないが、採用のen-gageのサイトはまだ存在した。見覚えのある写真が見ていて辛い。- 詳細リンク


■ ベビーライフお知らせ専用 LINE公式アカウント

閉鎖はされていない。友達数371人ということわかる。そこによると2020年1月の説明会を開催します、という2019年12月17日の投稿を最後に更新されていない。試しにメッセージを送ってみるが、返事はない。
しかし2020年6月に試しに送ったメッセージにはいつの間にか「既読」がついていた。

2020年10月に試しに送ったメッセージには「既読」はついていない。


■ ベビーライフの音信不通により養親が東京都に相談

連絡がつかない事で問題が浮き彫りとなり、東京都が介入(2020年6月)

複数の養親から別々に連絡が入っており、多くの方から同じ声が上がっているとの事。許認可の申請中であったこともあり様々な指導と必要な対応の連絡を行っている最中だが、連絡が思うように取れない状態との事。

担当は東京都育成支援課 里親担当の方であり、重大な事柄であると認識してくれている、との事。その後許認可の申請取り消しがあり、必要な書類の引継ぎが一部行われた様子。その後も代表にこうなっている状況を養親に対して説明をするようにも指導をしてくれていたそうだが、説明はもちろんのこと何かしらの連絡もいまだない状態。


■ ベビーライフの養親のサポート

今現在、ベビーライフで子供を迎えた養親たちへのサポートは決まった団体で行われているものはない様子。

まだ裁判中の方などは東京都に一度相談しているようで、東京都も全面的に相談に乗ってくれると言われている。

しかし緊急性が特にない方や、すでに裁判も終わっていて特に何かする必要がない養親さんの場合は、特に決まった団体で継続的なサポートを受けさせてはもらえておらず、個別にどこかの団体へご相談して必要な対応をしてもらうお願いをしている養親さんもいるという話は聞いています。また、近くの児童相談所にお願いをする方もいる様子。それによりどんな対応をしてもらったのかまではわかりませんが、必要な場合はまずは東京都に聞いてみるのが良いと思います。

このブログで新しく見聞きしたベビーライフ養親に対する支援のお話は何かわかったことがあれば随時お知らせしていきます。


■ その他の情報

帝国データバンクの企業情報に下記の記載があったが、日付は令和1年12月期のものということなので、有料の情報を取り寄せてもあまり意味がないかもしれない、と思ったため取得には至らず。

426008855 一般社団法人ベビーライフ   会社情報 令和1年12月期