メディアの影響
先日から毎日新聞、読売新聞、Yahooニュースと立て続けに記事が出ると、一気にTBSやNHKが動き出し、今日は夕方頃からニュースで取り上げられた。
特別養子縁組 民間斡旋が連絡が取れず、許可申請取り下げ
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210323/1000062075.html
今夜のTBS News23では養親さんも出演され生の声が放送された。
ネットニュースでは心無い言葉でのコメントばかりが連なり、これを子供たちが見るのではないかととても辛くなった。
事実、心無い責任のかけらもないベビーライフ代表によるひどい状況なのは確かだが、これにより特別養子縁組自体に悪いイメージを持ったり、他のとても熱意ある団体も辛い立場になったり、またベビーライフの当時本当に良くしてくれたスタッフたちまで責められるような状況にはなってほしくない。
また、子供が今後この団体の意味を理解する頃に、きっと調べるであろうこういった記事により、多感な時期の消化できない気持ちをより増幅させてしまうようで心配でしかない。
とはいえ、小池さんがその状況を認識した事、発言した事、都が動き出すかもしれない、という期待は大きい。
TBSネットニュース
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4228998.html
コメントに心無い言葉を繰り返す方がこれを見るとは思わないが、もし見ることがあれば、その匿名のなんの責任もない言葉で、養子の子供たちがどれだけ傷つくか、是非考えてください。救われるべき子供たちの数が、その言葉により減ってしまうかもしれない影響を考えてほしい。
特別養子縁組に関する認識もイメージも知識もまだまだ足りない日本であり、特別養子縁組は関係のない人にしてみると”すごい偉い”ことをしている、または”かわいそう…”のどっちかの印象でしかない。
それも一つの家族の形であり、普通、とまでは行かなくとももう少し変ってくれることを願いたい。
特別養子縁組自体が悪いわけではない、国も都も国民も行政も、我々もまだまだ途上途中なのだと思う。
このようにメディアに取り上げられたからには、もうしっかり社会全体として何か変わっていく事を期待し、できることがあればそれを続けていくしかない。
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