東京都からのアップデート
東京都から新しい情報があるような話があったので、詳細を聞いてみた。
新しい情報としては1点
「ベビーライフより書類の一部を引き継いだ」
との事。
東京都に連絡をして個別に聞いてみると、引き継いだのは「一部」のみで、全てではないとの事。主に養親や実親がベビーライフとの契約時の書類のみ引き継いだ様子。
もちろん東京都としても、詳細はあまり教えてはくれるわけはないが、ニュアンス的には養親の皆さんが知りたいような内容はほぼ引き継げていないとの事。
それよりも養親にとってはショックな事実が3つ判明し、良いニュースが1つ判明した。
1. これ以降は大きなアップデートはほぼ難しいと思ったほうが良い、との事
度重なる連絡や指導をしてきてもこれ以上の代表との連絡を取ることが困難であり、今後劇的に状況が進展することは見込めない、ととれる内容だった。
2. 東京都は今後出来ることは、書類を大切に保管するのみ、との事
はっきりとはおっしゃってはいなかったけど、あっせん法による許認可が下りている団体ではない為、引き継ぐとなっても児童相談所で行政の養子縁組斡旋と同じ様に、アフターケアを行うのは難しい、というような内容だった。
もともと養子縁組あっせん団体が無くなった場合などは各児童相談所での対応になると考えていたが、そうではなかったのか? よく考えるとそれはあっせん法により許認可が下りている団体が無くなってしまった場合のみなのかもしれない、と思いついた…。
しかし、どんな形であれ特別養子縁組の養子が自分のルーツを知る権利があるように、必要時のアフターケアを受ける権利もあるのではないかと感じる面もあり、しかしそんな簡単なものではないのかもしれない、とも…。
3. 東京都は引き継いだ書類を開示することはできない、との事
ベビーライフから引き継いだ書類に養親が見たいと思うような書類は含まれていない可能性が高いというお話だったが、そうだとしてもそれを開示請求をすることで見ることは可能なのか、という問いに対しては、「不可」との事。理由は実親が契約しているのはあくまでもベビーライフであり、東京都が何の権限もなく情報を開示することはできないから、ということ。でも引き継いだのだから…と思ったが、その後に言われた言葉、「東京都はあっせん業を引き継いだわけではないのです」により、返す言葉がなかった。
名誉のためにあえて明記したいのだが、東京都の担当の方はこんなつっけんどんな言い方はしない。このブログの書き方をなるべく端的に誤解なく要点だけをまとめて伝えるためにこんな口調にしているが、都側の担当の方はとても丁寧であり、法的にも行政的にも動ける範囲の事を懸命に動いてくれた結果なのだと解釈している。
逆に良いニュースというのが1つあった。
1. 他の団体による協力
ベビーライフの養親たちのために何かできることがあれば相談にのります、と言ってくれた団体があったそう。これは東京都が他の団体へ聞いて回ったのか、何か一斉送信で送ってくれた回答なのかはわからないが、そう言ってくれる団体があった様子。
その団体はこの2つの団体との事。東京都から聞いたと言って連絡して構わない、との事。
・環の会
・ベビーポケット
しかし、東京都としても本当に協力できるかどうかや、どこまでできるのか、などについては一切わからないので、あくまでも相談してみるだけできる、と考えて頂いたほうが良いとの事。たしかに養親が必要なサポートや対応は人によって異なる場合が多い。何に困っているか、何をしてほしいかは人それぞれということよね。
良いことと呼ぶほどの良いことではないが、何か困っていたり、やってほしいことなどがある場合は連絡してみてもよいのではないかと思う。
私が連絡するかどうか、というのは「考え中」である。理由は、今すぐに何かをしてほしいことがあるわけではないからだ。とっくに裁判は終わっていて、平凡で幸せな毎日を暮らしているだけの状態の今は何か必要な対応ややってほしいこと、取ってもらいたい情報があるわけではない。
ただ、いつかは必要になるかもしれない。そのために今から連絡をしておいてもよいのかもしれない、と少し思い始めている。
一旦、東京都からもらえた新しい情報を記録。
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